【アイマス】黒井「765プロの倒し方」

ゴールデンタイムズ


1以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします :2020/03/26(Thu) 20:07:04 ID:yt7I1aF00.net
俺は新進気鋭のアイドル事務所の社長をしている。現在女性アイドル業界は三つの事務所が均衡を保っている。資金力があり、コネクションも広い961プロダクション。個性豊かなアイドルが多数在籍し、在籍数だけで言えば他の追随を許さない346プロダクション。
そして、所属アイドルわずか13名でありながら、この二つの事務所と肩を並べる765プロダクションだ。





2以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします :2020/03/26(Thu) 20:08:59 ID:ulpx444Pp.net
さて、この三つの中でまず最初に倒すべきはどこだろう。こんなこと、誰が見ても一目瞭然だろう。もちろん765プロだ。

961プロ、346プロと違い765プロは少数精鋭…と言えば聞こえはいいが、その実、資金力やコネクションの部分では中小企業と変わらない。職員も秋月律子がプロデュース業を兼任しているのを除けば、プロデューサー一人、事務員一人というお粗末な有様だ。

そしてどういうわけか、961プロの黒井社長は765プロを毛嫌いしていて、妨害工作など頻繁にしているらしい。これを利用しない手はない。





6以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします :2020/03/26(Thu) 20:11:48 ID:ulpx444Pp.net
「ほぉ、君と一緒に765プロを…」
「えぇ、きっと黒井社長の望む結果になると思いますよ」

 黒井社長と交渉の場を設けることができた。このチャンスを逃す俺ではない。





7以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします :2020/03/26(Thu) 20:12:56 ID:ulpx444Pp.net
「うーむ…しかし業務提携というのはなぁ…」

 しかし、黒井社長の態度は沸きらない。なるほど、確かにこちらはできたばかりの事務所だ。765プロ打倒はあくまでも黒井社長個人の考え。961プロ側からするとメリットは少ないのかもしれない。仕方ない、もう少し押してみるか…

「実は既に765プロを倒す準備はできています」
「…ほぉ、準備とはどういうことだ?」

 よし、食いついたな。





9以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします :2020/03/26(Thu) 20:14:17 ID:ulpx444Pp.net
「君たち、入ってこい」
「はい!」

 俺がそういうと、十三人の新人アイドルたちが部屋の中に入ってきた。

「この娘たちが、765プロを完膚なきまでに叩き潰します!」

「ほぉ、言ってはなんだが、その娘たち…似ているな…」
「はははは、社長ご冗談を、似ているのではありません。全員765プロのアイドルの上位互換です」

 正統派、天才、歌姫、清純派、僕っ子、野生児、ミステリアス系、元気印、セクシー、セレブ、理論派、そして双子にいたるまで、俺は765のアイドルたちの上位互換を集めてきた。





11以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします :2020/03/26(Thu) 20:15:49 ID:ulpx444Pp.net
「わかった、そこまで言うならこうしよう。来月のライブで765プロの連中と当たる機会があったが、それを君たちに譲ろうじゃないか」

 よし、またとないチャンスだ。同じ舞台に上げてしまえば嫌でも違いが明らかになる。こうなれば、勝ったも同然だ。

「ありがとうございます!必ず勝利してみせます!」

 そう言って俺は頭を下げて部屋を出た。まずは765だ。そして黒井、お前のこともいつか引きずり下ろしてやる!首を洗って待っていろ!





13以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします :2020/03/26(Thu) 20:16:30 ID:HhlGjBT4a.net
会社間の潰し合いで正攻法かよ





15以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします :2020/03/26(Thu) 20:17:03 ID:ulpx444Pp.net
一ヶ月後

「黒井社長、お疲れ様です」
「うむ」
「本日は次の仕事で最後でございます」
「次?何の仕事だ?記憶にないぞ?」

「以前社長に直談判に来た者の事務所と765プロとのライブの日です」
「あぁ…あれか…あったなそんなことも…わかった、車を回せ」
「はい」

 そんな会話をしながら私は運転手に連絡し、車を手配する。黒井社長は傍若無人な印象をもつ人間も多いが、765プロさえ関わらなければ常識のある人間なのだ。





17以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします :2020/03/26(Thu) 20:18:22 ID:ulpx444Pp.net
「しかし、驚きました。あの様な者にチャンスを与えるなんて…本当に765プロに勝てるのでしょうか?」
「はぁ?勝てる?誰が?誰にだ?」
「いえ、以前の新しいアイドル事務所が…」
「勝てるわけがないだろう」

 自らチャンスを与えておきながら、バッサリと切り捨てる。

「今から行くのはアイツの絶望を見届けるためだ…この黒井に歯向かうのなら野心はもう少し隠しておくべきだった」
「あぁ…」

 なるほど、あの男は765プロを倒すと言いながら、その実ゆくゆくは961プロまで歯牙にかけようとしていたのは秘書の私でも見ればわかった。だからこそ、チャンスを与えたのは打倒765プロが実現するからかとも思ったのだが…





19以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします :2020/03/26(Thu) 20:20:05 ID:yt7I1aF00.net
「お前もまだまだだな、アイツは765プロには絶対に勝てない。見誤っているからだ」
「何をですか?」
「何…か、ふん、そこまで言うなら付いてこい。ライブを見ればわかる」

 そう言われ、黒井社長と共に車を降りる。会場では既にライブが始まっているようだ。扉を開けた瞬間、我々を襲うような歓声が聞こえてきた。

「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉお!」

 大勢の人間の喜びに満ちた声だ。この仕事をしている人間はこの声が聞きたくてやっていると言っても過言ではない。しかし、そんな声に混じって、悲痛な叫びが一つだけ聞こえてきた。



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