【ガルパン】まほ「エリカの身体に痣があった」

ゴールデンタイムズ


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1レッドスター ◆kRM.QKBezY :2019/06/11(火) 01:42:38.54 ID:LiJ5Wvwn0
更衣室

まほ「エリカ……その痣はどうしたんだ」

エリカ「え? あ、ああ……これですか?」 

エリカ「多分ですけど戦車道の時間に身体をぶつけたんだと思います」

まほ「……そうか。お前は綺麗な肌をしているんだ……こんな痣があってはもったいない」

まほ「それに次の試合だって近づいている。身体は大切にしておけ」

エリカ「はっ! 心遣い感謝します」パサパサ

まほ(それにしても戦車道で怪我をしたといっていたが)

まほ(痣の数は複数。それにエリカは優秀な隊員だ……戦車道の時間も転んだり何かにぶつかったような姿は見られなかった)

まほ(だとすればこの痣は別の理由あるようにしか思えない)

まほ(あまり認めたくないが次期副隊長候補ということで周りの生徒からいじめられている可能性もある)

まほ(注意したほうがいいかも知れないな)

まほ(そういえばみほと小梅は同じクラスだったか……)

まほ(一応さりげなく話を聞いておくか)






2レッドスター ◆kRM.QKBezY :2019/06/11(火) 10:48:34.38 ID:LiJ5Wvwn0
みほルーム

まほ「ということがあったんだ」

みほ「そっか……エリカさんが大丈夫って言うなら気にする必要はないんだろうけど」

みほ「少し心配だね……」

まほ「みほは何か気づいたことはないか? エリカについて些細な変化があれば教えてほしい」

みほ「ごめんなさい」

みほ「私……あんまりそういうの分からなくて」

みほ「でもエリカさんは私と違って人気者だから……」

みほ「いじめとかはないと思うよ」

まほ「……そうか」

みほ「一応私も気をつけて見てみるね」

まほ「ああ……頼む」






3レッドスター ◆kRM.QKBezY :2019/06/11(火) 20:13:49.31 ID:6MphqE1cO

まほ「それでこれはエリカの話とは違うんだが」

まほ「みほはその……いじめとかは受けてないんだな」

みほ「…………」

みほ「うん……大丈夫」

みほ「友達はまだ出来てないけど……イジメは受けてないよ?」

みほ「たまにだけど小梅さんとかも話しかけてくれるし」

まほ「そうか……」

まほ「少しずつでいいみほもクラスに馴染めるようにしないとな」

みほ「それはそうなんだけど……」

まほ「どうかしたのか? 何か悩みでもあるのか」

みほ「そうじゃなくって……お姉ちゃんはクラスに馴染めてるのかなぁって」

まほ「ああ……勿論だ」

みほ「でもお姉ちゃん戦車道の時間以外に他の人と話してるの見たことな……」

まほ「そ、それよりみほお腹空いてないか? 今日は時間もあるし私が作ろう。売店の弁当だけだと体に良くないからな」

みほ「ありがとう……お姉ちゃんのご飯美味しいから……」

まほ「そう言ってくれると私も作る甲斐があるよ」

まほ(昔はあんなに元気だったのに……)

まほ(いつからみほはこんなに元気が無くなってしまったんだろう)

まほ(最初は戦車道だって楽しんでいたはずなのにな)

まほ(私は分かっているんだ)

まほ(今のお前は私の真似をしているだけで本当にやりたい戦車道を全く出来ていないということを)

まほ(お前に……西住流は似合わない)

まほ(だからみほにはみほだけの戦車道を進んで欲しいと思っているんだが)

みほ「…………」

まほ(それには……まだ時間が掛かりそうだな)

まほ(私が卒業すればみほは隊長を引き継ぐことになる)

まほ(それまでには自分の戦車道を見つけてほしいんだがな)





4レッドスター ◆kRM.QKBezY :2019/06/11(火) 20:40:41.73 ID:Uk+9rMT7O
教室

まほ「小梅……少し良いか?」

小梅「あ……隊長。どうかしたんですか? わざわざ教室まで来て」

まほ「聞きたいことがあってな」

まほ「エリカに関してなにか最近変わったことはないか?」

小梅「変わったことですか?」

まほ「ああ……誰かにイジメられたりとか……」

小梅「それはあんまり考えられないと思います」

小梅「エリカさんはクラスでも人気者でお友達も多いですから」

小梅「ただ……ちょっと」

まほ「……なんだ?」






5レッドスター ◆kRM.QKBezY :2019/06/11(火) 22:03:05.66 ID:LiJ5Wvwn0
小梅「あ……いえ大したことじゃないんですけど」

小梅「最近……エリカさんは休み時間に姿を消すことが多くて」

小梅「お昼休みもいつもは一緒にご飯を食べに行ってたんですけど」

小梅「最近は寄るところがあるとか予定があるとかで姿を消していて」

まほ「そうか……」

まほ「なるほどな。どうりでエリカの姿を見かけないわけか」

まほ「見かけないと言えばみほはどこにいるんだ?」

まほ「アイツの姿も見えないが」

小梅「みほさんのことはちょっと……」

まほ「そうか」

小梅「でもみほさんが教室から出ていくのも無理はないと思います」

まほ「……というと」

小梅「みほさんずっと色んな人にイジメられていたみたいだから」

小梅「そんな人たちが大勢いる教室はやっぱり居づらいのかなって」

まほ「イジメって……みほはいじめられているのか?」

まほ(イジメはないって……言ってたじゃないか)

まほ(みほ……私を心配させないように無理をして……)

小梅「黒森峰は厳しい校風ってこともあって暴力とかそんな目立つイジメはないですけど」

小梅「物を隠されたりプリントが配られなかったり……そういうのはあったんだと思います」

小梅「私……ゴミ箱に体操服が捨てられているのを見つけて」

小梅「それを拾ってみほさんに渡したことがあったんですけど」

小梅「その時のみほさんの反応がまたかぁみたいな感じで諦めたように笑ってて」

小梅「きっと初めてじゃなくてみほさんにとってそれは日常だったんだと思います」

まほ「……みほ」






9レッドスター ◆kRM.QKBezY :2019/06/12(水) 17:51:38.03 ID:wacFbp/70
小梅「ごめんなさい……私……何も出来なくて」

まほ「いや……小梅が謝る必要はないさ」

まほ「こうして伝えてくれた。それだけでも十分だ」

まほ「後は私で何とかするよ。黒森峰の生徒はみんな良い奴ばかりだ」

まほ「だからきっと話せば分かってくれるさ」

まほ「イジメだって無くなるに決まってる」

まほ「みほだって……クラスに馴染める……はずだ」

小梅「……隊長」

小梅「その……私も頑張ります」

小梅「ずっとみほさんと話すと自分もイジメられるんじゃないかって怖くて話せなかったけど」

小梅「やっぱりこんなの間違ってるって……そう思うから」

まほ「……ありがとう。きっとみほも喜ぶよ」

まほ「最後にもう一つだけ質問して良いか?」

小梅「私に答えられることなら」

まほ「エリカはみほがイジメを受けていることを知っていたのか」

小梅「はい。知ってましたし凄く怒ってました。こんなの黒森峰の生徒がすることじゃないって」

まほ「それだけ聞ければ十分だ。時間を取らせてしまいすまなかった」

まほ「みほのこと……よろしく頼むよ」

小梅「はい!」ピシッ






10レッドスター ◆kRM.QKBezY :2019/06/12(水) 18:03:12.87 ID:wacFbp/70
まほ(小梅の話を聞いて分かったことは)

まほ(みほはイジメを受けていた)

まほ(エリカはそのことに憤慨していた)

まほ(最近ではエリカが休み時間に姿を消すようになった)

まほ(ここから察するにエリカはみほのイジメを止めようとしたのだろう)

まほ(正義感が強いエリカのことだ。黒森峰でイジメがあると知れば放っておくわけがない)

まほ(となれば止めるために何か行動を起こしたはずだ)

まほ(きっとあの痣もその行動の結果起きたものに違いない)

まほ(そしてまだ休み時間に姿を見せない日が続いているということは)

まほ(その問題は解決していないと言うこと)

まほ(あまり上級生が出るべき問題ではないということは百も承知だが)

まほ(ここで妹も守れないようでは西住流が廃る)

まほ(西住流のためにも……みほのためにも私が出るしかないだろう)






11レッドスター ◆kRM.QKBezY :2019/06/12(水) 19:29:56.93 ID:TRk5/44zO
次の日

エリカ「…………」

まほ(自分が教室に着くよりも速く先に行っていたらと不安だったが)

まほ(何とか間に合ったみたいだな)

まほ(教室を見る限りみほの姿はないようだが)

まほ(アイツはちゃんと授業に出てるんだよな?)

まほ(だとしたら授業が終わってすぐに教室に出ているってことか)

まほ(それだけ教室が辛いんだな……みほは)

まほ(いや……今は目の前にいるエリカに集中しよう)

まほ(それにエリカの問題を解決できればみほのイジメだって解決できるかもしれないからな)






12レッドスター ◆kRM.QKBezY :2019/06/12(水) 20:21:40.98 ID:TRk5/44zO
エリカ「……待ったかしら?」

みほ「……大丈夫。私も今来たところだから」

みほ「同時だと怪しまれちゃうもんね……」

みほ「それじゃ……早速中に入ろっか」

みほ「私……凄く楽しみにしていたから」ニコ

エリカ「ええ。私だって楽しみよ」ニコニコ

まほ(二人とも戦車倉庫の中に入っていくぞ)

まほ(確かにあの場所なら他の生徒に見つかることはないが)

まほ(やはり……二人には何かしらの繋がりがあるみたいだな)

まほ(私の考えでは二人とも誰かにいじめられていると思ったんだが)

まほ(だが二人の様子を見る限りこれから楽しいことをやるそんな風に見えて仕方がないんだが)

まほ(あんなみほの笑顔……初めて見た)

まほ(もしかするとイジメの問題は解決していて二人で遊んだりしているのかもしれない)

まほ(とにかくしばらく様子を見てみるか)

エリカ「それじゃどっちから始めようかしら」

みほ「昨日は私からだったし今日はエリカさんからで良いんじゃないかな」

エリカ「決まりね。じゃあ早速始めるわよ!」

エリカ「えいっ!」

バキッ ボコッ ベキッ

まほ「……え?」






13以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/06/12(水) 21:48:59.98 ID:JWYD5ZHm0
ああ、そっちか……



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